Rを電卓として使う
Rは高機能な電卓として使えます。コンソールに計算式を入力してEnterを押すと、結果が表示されます。
オブジェクト(変数)
計算結果を保存しておくには、オブジェクト(変数)を使います。<- で値を代入します。
オブジェクト名は自由につけられますが、以下のルールがあります:
- 英数字とアンダースコア(
_)、ピリオド(.)が使える
- 数字で始めてはいけない
- 大文字と小文字は区別される(
X と x は別物)
my_score <- 85
average_score <- 72.5
my_score - average_score
ベクトル
複数の値をまとめて扱うには、ベクトルを使います。c() 関数で作成します。
scores <- c(80, 75, 90, 85, 70)
scores
# ベクトルの演算
scores + 10 # 全要素に10を足す
関数
関数は「入力を受け取って、何かの処理をして、結果を返す」ものです。
round(3.14159, 2) # 四捨五入(小数点以下2桁)
# 統計関連の関数
x <- c(1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10)
mean(x) # 平均
ヘルプの見方
関数の使い方がわからないときは、? をつけてヘルプを表示できます。
練習問題
- 次の計算をRで行ってください
- \(3 + 5 \times 2\)
- \(\sqrt{144}\)
- \(2^{8}\)
- 以下の5人のテスト得点について、平均と標準偏差を求めてください
- 1から100までの整数の合計を求めてください(ヒント:
1:100 で連番を作れます)
# 2
scores <- c(78, 82, 91, 65, 74)
mean(scores)